犬は叱ってしつけをしたほうがいいのか

以前、お容様のお宅に伺ったときのことです。玄関に入るなり、とても元気なトイ・プードルが飛びついてきて、顔をなめて歓迎してくれま
した。それなのに飼い主さんは「こら!やめなさい!」と犬を叱りました。私は飛びついて歓迎してくれたのがうれしかったので「いいですよ、大丈夫です」と言うと、飼い主さんは不機嫌そうな顔をしていました。

あとで話聞くと、飼い主さんは本やインターネットまわりの友人から「飛びつくのはいけないこと」と言われ、そう思い込んでいたそうです。そのため、お客さんを歓迎していた犬をずっと叱ってきたそうです。

しかし、犬が嬉しくてとびついていて、されているほうも喜んでいるのなら、それはやめさせる必要があることなのでしょうか?もちろん、お客さんがいやがっている場合には、やめさせなければいけませんが、別の部屋やハウスに入れておけば、犬を叱る必要はありませんよね。
変えるべき行動かどうかを、まずは考えてみましょう。

愛犬を叱らない

愛犬と暮らしていると、ときには頭にくることもあると思います。たとえば、散歩から帰ってきて犬の足をふきたいのに、足先をさわろうとす
るといやがる犬もいます。そんなとき、いやがる犬を叱ってしまうこともあるのではないでしょうか。

しかし、足先はデリケートな部分であり、いやがって当然なのです。
ですが、家の中が汚れるのも困りものです。ではどうするのか?相手にがまんしてもらうには、喜んで受け入れてもらえる条件を考えるべきです。食べることが好きな犬は多いので、「いやだろうけれどおいしいものをあげるから足をふかせてね」とじょうずにお願いしましょう。

とはいえ、さすがに頭にくることもあります。わが家の犬は机の上のものをとってかじるのが大好きで、先日はお気に入りの腕時計をかじられました。革のベルトは見事にちぎれ、さすがに怒りがこみあげましたが、叱りはしませんでした。机の上から物をとることはしぜんな行動であり、飼い主さんの都合だけで叱るべきではないからです。

叱ると学習しにくいことも

叱っても効果がないばかりか、逆効果になることもあります。たとえは、トイレを失敗したときに叱ると、飼い主さんが見ているところでは排泄をしなくなり、成功をほめることができず、学習をさせにくくなってしまいます。

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